Google / DeepMind 基盤モデル(LLM)

Googleが新型Geminiモデル3種をリリース——3.5 Proは依然不在

Googleが新型Geminiモデル3種をリリース——3.5 Proは依然不在
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Google は 2026 年 7 月 21 日、AI モデル「Gemini」の新バージョンとして 3 つの新モデルを同時に公開しました。それぞれ用途や価格帯が異なり、幅広いニーズへの対応を意識した構成となっています。

メインモデルにあたる Gemini 3.6 Flash は、プログラミング支援や文書処理、画像・動画を含むさまざまな作業に対応します。一度に処理できる情報量は A4 用紙約 1,500 枚分に相当し、前バージョンと比べてコストを平均 17% 抑えながら、プログラミング性能は大幅に向上しています。また、モデルが参照できる情報の範囲が 2025 年 1 月から 2026 年 3 月まで拡張されており、より新しい知識をもとに回答できるようになりました。利用料金は入力が 100 万トークンあたり 1.50 ドル(約 225 円)、出力が同 7.50 ドル(約 1,125 円)です。

Gemini 3.5 Flash-Lite は、大量のデータを素早く処理したい場面に向けたモデルです。レスポンス速度は同シリーズ最速とされており、料金も入力 100 万トークンあたり 0.30 ドル(約 45 円)、出力同 2.50 ドル(約 375 円)と抑えめです。検索機能への組み込みなど、大規模な業務利用を想定した設計となっています。

Gemini 3.5 Flash Cyber は、ソフトウェアのセキュリティ上の欠陥を検出・修正する作業に特化したモデルです。実際のテストでは競合モデルを上回る検出数を記録しており、Google のセキュリティチームが本番環境での脆弱性特定に活用した事例も報告されています。悪用リスクへの配慮から、現時点では政府機関や審査済みのパートナー企業に限定して提供されています。

なお、上位モデルとして期待されていた Gemini 3.5 Pro は、プログラミング性能の改善に想定以上の時間を要しているとされ、リリースが遅れている状況です。この報道を受けて親会社 Alphabet の株価は 4.4% 下落しました。Google はすでに次世代モデル Gemini 4 の開発に着手したと明らかにしており、今後の展開が注目されます。