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Tesla FSD の加入者数が 148 万人に到達、前年比 56% 増を記録——ソフトウェア収益が1つの柱に

Tesla FSD の加入者数が 148 万人に到達、前年比 56% 増を記録——ソフトウェア収益が1つの柱に
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Tesla は 2026 年 Q2(6 月末時点)の決算報告書を水曜日に公開し、自動運転支援機能「 FSD(Full Self-Driving)」のアクティブ加入者数が 148 万人に達したことを明らかにしました。前年同期比で 56% 増という高い伸び率で、今四半期の純増数 20 万人は、Tesla が加入者数の開示を始めて以来、最大の四半期増加数となっています。

収益への貢献も顕著です。 FSD 単体で月間 6,500 万ドル超(約 97 億円)の売上を生み出しており、年換算の経常収益( ARR )は 7 億 9,100 万ドル(約 1,186 億円)に達します。前の四半期( Q1 )の 5 億 4,600 万ドル(約 819 億円)から大きく積み上がっており、ソフトウェアが Tesla の収益を支える柱の一つになりつつあります。

加入の内訳について、 CFO の Vaibhav Taneja は 55% が一括購入、45% が月額サブスクリプションだと説明しています。 Tesla は 2 月 14 日に一括購入オプションを廃止しており、現在の新規ユーザーは月額 99 ドル(約 14,850 円)のサブスクのみを選べます。かつては最大 1 万 5,000 ドル(約 225 万円)を払って買い切る形式だった FSD が、今では毎月安定した収益を生むサービスへと変わっています。

普及状況を見ると、 Tesla の累計出荷台数約 970 万台のうち、 FSD に加入しているのは約 15% にあたる 148 万台です。さらに Q2 の北米向け新車納車では、購入時点で FSD を有効化した割合が 55% と過去最高を記録しました。車を買う際に最初から FSD を選ぶユーザーが増えているのは、 Tesla にとって心強い傾向です。

海外展開も着実に広がっています。 FSD は現在 12 か国で利用可能で、 4 月にオランダでの欧州提供を皮切りに、リトアニア、エストニア、デンマーク、ベルギーへと順次展開されました。欧州ユーザーの累計走行距離は 7 月時点で 5,000 万 km を超えています。ただし、フランスでは交通大臣が「市街地での安全上のトレードオフがまだ十分でない」として認可を拒否しており、欧州全域での展開にはまだ時間がかかりそうです。

一点、注意が必要なのは、 Tesla FSD はレベル 2 の運転支援システムであり、完全な自律走行ではないという点です。ドライバーは引き続きハンドルを握り、前方に注意を払う義務があります。

経営的な観点では、先日話題となったイーロン・マスク CEO の巨額の報酬条件(1兆ドル規模)に FSD アクティブ加入者数 1,000 万人の維持という目標が含まれています。現在の四半期 20 万人ペースでは目標達成まで 10 年以上かかる計算となるため、今後、マスク CEO は成長の加速を強力に推進していくものと見られています。