ネバダ州運輸局(NTA)は 2026 年 8 月 20 日、テスラ、Uber、Waymo の 3 社に対し、ラスベガスを擁するクラーク郡での自動運転タクシーサービスの商業運営を全会一致で認可しました。
テスラに与えられた許可は、今後 12 ヶ月間でクラーク郡全域に最大 5,000 台の無人車両を投入できるというものです。規制当局への事前通知を条件に、ネバダ州全域への展開も可能となっています。
注目すべきは、その規模拡大のスピードです。テスラは 2026 年 6 月に 5,000 台での運行を申請しましたが、7 月に下りた暫定許可では上限がわずか 10 台に絞られていました。それが今回の本許可でひと月足らずのうちに 5,000 台まで引き上げられた形で、規制当局のテスラへの信頼が急速に高まっていることがうかがえます。
サービス開始時の車両は Model Y が中心となり、専用設計の Cybercab は後から順次加わる計画です。テスラ自身は「 2027 年末までに 2,500 台が動いていれば十分」と現実的な見通しを示しており、5,000 台のフル稼働には数年かかる見込みとなっています。車両検査や保険手続きなど商業運行に必要な行政手続きは、30 日以内に完了する見込みです。
実際のフリート規模を左右するのが、次世代自動運転ソフトウェア「 FSD v15 」の完成度です。現行バージョンの約 10 倍のパラメータ数を持つとされるこのソフトウェアは、全国展開の可否を握る技術的な鍵と位置づけられています。
今回の認可はテスラだけの話ではありません。Waymo と Uber もそれぞれ最大 1,000 台の許可を取得しており、クラーク郡だけで最大 8,000 台の自動運転車が街を走る可能性があります。同じ市場で 3 社が競い合うことで、安全性や料金、利用者満足度の実データが積み上がり、他州での規制整備にも影響を及ぼすことが予想されます。
