【資金調達:シリーズC】法務特化AIスタートアップHarvey、1億ドル調達 – 評価額は15億ドルに

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法務関連業務に特化したAIスタートアップのHarveyが、シリーズCラウンドで1億ドル(約153億円)の資金調達を行いました。この調達によりHarveyの企業評価額は15億ドル(約2,300億円)に達しました。主要投資家には、GV (Google Ventures)、OpenAI、Kleiner Perkins、Sequoia Capital、Elad Gil、SV Angelなどが名を連ねています。

Harveyは、法律業界向けのAIプラットフォームを開発するスタートアップで、元証券・独占禁止法訴訟弁護士のウィンストン・ワインバーグ氏と、DeepMind、Google Brain、Meta AIの元研究者であるガブリエル・ペレイラ氏によって2022年にサンフランシスコで設立されました。現在はニューヨークにもオフィスを構えています。

同社の主要製品は、OpenAIのGPT-4を活用した「弁護士のためのAIコパイロット」です。このAIは、複雑な法律文書の即時要約、法的質問への自然言語での回答、関連法令や判例の自動リンク、契約書の分析と修正提案などの機能を備えています。

現在、世界中の大手法律事務所、企業、政府機関で数万人の弁護士がHarveyを日常的に利用しており、昨年12月以降、年間経常収益(ARR)が3倍に成長しています。また、従業員数も2倍に増加したとされています。

Harveyは今回の資金調達を、トレーニングデータの収集と整理、エンジニア確保、グローバル展開のための人員拡大、クラウドプロバイダーとの連携強化に活用する予定です。同社は、プロフェッショナルサービス分野で最も信頼されるAIプラットフォームを目指しており、今後も急速な成長が期待されています。