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中国 Z.ai、オープンウェイトモデル「GLM-5.2」をリリース——主要コーディングベンチマークで GPT-5.5 を上回る

中国 Z.ai、オープンウェイトモデル「GLM-5.2」をリリース——主要コーディングベンチマークで GPT-5.5 を上回る
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中国の AI 企業 Zhipu AI(国際ブランド名: Z.ai)は 2026 年 6 月 13 日、最新の AI モデル「 GLM-5.2 」を正式に公開しました。プログラミングや技術的な作業を長時間・自律的にこなすことに特化したモデルで、公開と同時に複数のプラットフォームで利用できるようになっています。

性能面では、主要な評価指標で OpenAI の GPT-5.5 を上回る結果が出ています。実際のソフトウェア開発課題への対応力を測る SWE-bench Pro では GPT-5.5 のスコア 58.6 に対し 62.1 を記録。長期タスクの完遂率を評価する FrontierSWE でも 74.4% と、 GPT-5.5 の 72.6% を超え、 Anthropic の Claude Opus 4.8 ( 75.1% )にほぼ並ぶ水準です。複合的なエンジニアリング作業の評価では GPT-5.5 に 10 ポイント近い差をつけており、長時間の作業での安定性が評価されています。

ビジネス導入の観点で特に注目されるのはコストです。 API の利用料金は 100 万トークンあたり合計 $5.80 (約 870 円)で、 GPT-5.5 の $35.00 (約 5,250 円)と比べると約 6 分の 1 の水準です。さらに、モデルのウェイト(学習済みデータ)は無償でダウンロードできるオープンソース形式で公開されており、自社のサーバー上で運用することも可能です。

技術的な強みのひとつが、処理できる文章量の大幅な拡張です。一度に扱えるテキスト量が前世代モデルの 5 倍にあたる 100 万トークンに増えており、大規模なプログラムのコード全体を参照しながら作業を進めることができます。

一方、導入前に確認しておきたいリスクもあります。自社環境で運用する場合、高性能な GPU サーバーが複数台必要になるため、インフラコストは相応にかかります。また、米国政府は 2025 年 1 月に Zhipu AI を輸出規制の対象リストに追加しており、 Z.ai のクラウドサービスを通じて機密情報や規制対象のデータを処理することには法的なリスクが伴う可能性があります。自社インフラでの運用であればこの点は回避できますが、慎重な判断が必要です。

開発者の間では GPT-5.5 や Claude Opus 4.8 の代替として注目が集まっており、一般的なプログラミング用途では Claude Opus 4.8 と同等の実力を持つという評価が広がっています。高性能なモデルをオープンソースで、かつ低コストで利用できる選択肢として、今後の動向が注目されます。