Perplexity、Mac向けAIエージェントサービス「Personal Computer」を提供開始

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AI 検索サービスを手がける Perplexity が、2026 年 4 月 17 日より Mac 向けの新サービス「Personal Computer」の提供を始めました。対象は上位プランの Perplexity Max 契約者(月額 200 ドル、約 3 万円)で、ウェイトリストに登録したユーザーから順番に使えるようになっています。

このサービスの特徴は、Mac を「常に動いている AI アシスタント」として使えるようにする点です。メールの返信、ファイルの整理、スケジュール管理といった日常的な PC 作業を、AI が自動または半自動でこなしてくれます。Mail・Finder・Slack・Messages・Notes・Calendar などの標準的な Mac アプリと連携しており、画面上部のタスクバーからいつでも呼び出したり、声で指示を出したりすることもできます。

裏側では 20 以上の AI モデルが動いており、タスクの内容に応じて最適なモデルを自動で選んで処理する仕組みになっています。ユーザーから見れば、一つのシンプルな画面で指示を出すだけで済みます。Mac mini に常時起動させておき、外出先から iPhone で作業を指示して、帰宅したら Mac で続きを確認する、といった使い方も想定されています。

データの取り扱いについては注意点があります。処理は Perplexity のクラウドサーバー上で行われるため、ファイルの内容は社外のサーバーに送信されます。機密性の高い情報を扱う業務での利用は慎重に検討する必要があります。一方で、重要な操作には都度ユーザーの承認を求める設計になっており、操作履歴の確認や変更の取り消しにも対応しています。デバイスをまたいで使う際には 2 段階認証も設けられています。

動作環境は macOS 14 Sonoma 以降の Mac で、Mac mini が推奨されています。月額 20 ドル(約 3,000 円)の下位プランでは利用できず、現時点では Windows への対応予定も発表されていません。

Perplexity は自社でこのツールを使った結果として、人件費を 160 万ドル(約 2 億 4,000 万円)削減できたと公表しています。同社の年間売上は 2025 年半ば時点で約 1 億 4,800 万ドル(約 222 億円)とされており、このサービスを今後の成長の柱と位置づけています。