OpenAI 半導体・データセンター

OpenAI、ミシガン州に「The Barn」データセンターの建設を開始

OpenAI、ミシガン州に「The Barn」データセンターの建設を開始
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2026年6月1日、OpenAI・Oracle・Blackstone・Related Digital・Walbridge、そしてミシガン州知事グレッチェン・ウィットマーが出席し、ミシガン州セイリン・タウンシップでデータセンターキャンパス「The Barn」の起工式が行われました。施設名は、敷地入口に建つ赤い納屋にちなんでいます。

同プロジェクトはミシガン州史上最大規模の投資案件とされており、建設・開発費用だけで 160億ドル(約 2兆 4,000億円)にのぼります。これに Oracle が担うコンピュータ設備への 400億ドル(約 6兆円)を加えると、総投資額は約 560億ドル(約 8兆 4,000億円)に達します。資金は 2026年 4月に調達済みで、Related Digital の出資・Blackstone 傘下ファンドによる株式投資・Bank of America が主幹事を務めた 140億ドル(約 2兆 1,000億円)規模の債券発行を組み合わせた仕組みになっています。

施設は約 100ヘクタールの敷地に 3棟の建物を並べた構成で、フル稼働時の消費電力は 1.4ギガワットと原子炉 1基分に相当します。電力はすべて地元の DTE Energy が賄い、冷却には水を循環させ続けるクローズドループ方式を採用して水資源の無駄を抑えています。2027年末の竣工・2028年初頭の稼働開始を目指しています。

雇用への効果も大きく、建設期間中は 2,500人超の組合員が働き、稼働後も施設内に 450人超の正規雇用が生まれるほか、周辺地域で 1,500人超の関連雇用が見込まれています。また、全米 14の職種別組合をカバーする協定のもとで建てられる初めてのデータセンターとなる点も注目されています。

地元への還元策として、消防設備への 800万ドル(約 12億円)・農地保全への 400万ドル(約 6億円)・レクリエーション施設の改修への 1,000万ドル(約 15億円)を拠出するほか、州内の大学や専門学校に通う 18歳以上の学生 40万人超に最大 4,500万ドル(約 67億 5,000万円)相当の AI ツール利用枠を提供します。

The Barn は、OpenAI・Oracle・SoftBank が 2025年初頭に立ち上げた AI インフラ整備の共同事業「Stargate」の一環です。今回のミシガン拠点が加わり、Stargate 全体の計画電力容量は 8ギガワットを超え、今後 3年間の投資総額は 4,500億ドル(約 67兆 5,000億円)超に達する見通しです。ただし、州議会の一部ではデータセンター向け税優遇の見直しを求める声も出ており、政策面での行方が引き続き注目されます。