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Google、AIモデル「Gemini 4 Argon」を正式公開

Google、AIモデル「Gemini 4 Argon」を正式公開
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Alphabet 傘下の Google は 2026 年 10 月 13 日(水)、新しい AI モデル「Gemini 4 Argon」を正式に公開しました。前世代の Gemini 3 が 2025 年末にリリースされて以来、約 1 年ぶりの主要モデル更新です。この間に OpenAI や Anthropic が次々と新モデルを投入していたこともあり、今回の発表は Google にとって重要な立て直しの機会となっています。

Gemini 4 Argon は、金融調査や法律文書の分析、プログラミング、サイバーセキュリティ対応など、手順が複雑で専門的な業務への活用を想定して設計されています。一度に処理できる情報量(出力上限)は最大 100 万トークンに拡大されており、前世代の約 15 倍以上に相当します。Google 社内でもすでに実務に導入されており、大規模なプログラム移行作業やデータセンターの効率化に役立てられているとのことです。

性能面では、Google が公開した比較資料によると、主要な競合モデルとの比較 19 項目のうち 14 項目でトップまたは同率首位を獲得しています。金融・法律・税務・コーディングの業務への貢献度を加味した総合評価指標「Vals Index」では 68.9% を記録し、首位に立っています。ただしプログラミング性能については評価がまちまちで、一部のベンチマークでは競合モデルに後れを取っており、万能ではありません。

料金については、当面の導入価格として、テキストの入力が 100 万トークンあたり 2 ドル(約 300 円)、出力が 10 ドル(約 1,500 円)に設定されています。この価格は 2026 年 11 月 30 日までの期間限定で、12 月 1 日以降は入力 4 ドル(約 600 円)・出力 20 ドル(約 3,000 円)に値上がりする予定です。導入価格の段階では、Claude Opus 5.5 の半額、GPT-6 Astra の 5 分の 1 という低コストが企業にとっての魅力となっています。

Alphabet の直近の業績も堅調です。直近四半期の売上高は前年比 24% 増の 1,198 億ドル(約 17 兆 9,700 億円)、Google Cloud 部門の収益は同 82% 増の 248 億ドル(約 3 兆 7,200 億円)と大幅な伸びを見せています。BNP パリバや Jefferies などの金融機関も今回の発表を前向きに評価しており、Google のインフラや流通網の強みが今後の競争力につながると指摘しています。

Google は「Gemini 4 Argon はあくまで Gemini 4 シリーズの出発点」と述べており、後継モデルの開発が続くことを示唆しています。12 月の値上げ後も企業での採用が広がるかどうか、そして急増しているクラウド受注を安定した収益に結びつけられるかが、今後の注目点となります。