基盤モデル(LLM)

Liquid AI、ラップトップで動くエージェント向け推論モデル「LFM2.5-24B-A2B」を公開

Liquid AI、ラップトップで動くエージェント向け推論モデル「LFM2.5-24B-A2B」を公開
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MIT 発のスタートアップ Liquid AI は、2026 年 10 月 13 日、ラップトップや車載システムといったクラウドに頼らない環境でも AI エージェントを動かせる推論モデル「LFM2.5-24B-A2B」を公開しました。スマートフォンや PC 上で AI を完結させたいというニーズに応える製品として注目されています。

技術的な特徴として、モデル全体のパラメータ数は 240 億と大規模ですが、実際の処理時に使われるのは約 20 億分のみです。これにより、モデルの賢さを保ちながら動作の軽快さを実現しています。また、一度に扱えるテキストの長さも前世代から大幅に拡張(128Kトークン)され、長い文書やチャット履歴を丸ごと参照しながら作業できるようになりました。日本語を含む 16 言語に対応している点も実務での利用を後押しします。

気になる動作環境については、Apple M5 Max チップ搭載の MacBook であれば毎秒 184 トークンのスピードで動作し、ファイル検索・コード実行・外部 API 呼び出しといったエージェント作業をすべてデバイス内で完結させられます。データが外部に出ないためプライバシーやセキュリティ面での安心感があり、クラウド API のランニングコストも不要です。モデルのファイルサイズは約 14.5 GB で、24 GB 以上の RAM があれば動作します。

性能面では、Liquid AI 自身の計測によると、Alibaba が提供するより大きなモデル Qwen3.6-35B-A3B と比較して、エージェントやツール活用に関する 8 つの評価項目のうち 5 つで同等以上の結果を示しています。特に業務自動化を評価する AutomationBench では、相手モデルの 3 倍以上のスコアを記録しました。ただし、汎用的な知識やコーディング能力では引き続き大規模モデルが優位な状況です。

ライセンスは Liquid AI 独自の「LFM Open License v1.0」が適用されています。モデルを個人利用や研究目的で使う分には問題ありませんが、自社プロダクトやサービスに組み込んで商用展開する場合は、Apache 2.0 のような汎用ライセンスとは異なり制限が生じる可能性があります。導入を検討する企業は事前にライセンス条項を確認しておくことをお勧めします。クラウド経由で利用する場合は Liquid Console から入力 $0.10(約 15 円)・出力 $1.00(約 150 円)/百万トークンで使え、モデル自体は Hugging Face でも無償公開されています。