Google の親会社アルファベット傘下の自動運転企業 Waymo は、2026 年 8 月 4 日よりテキサス州ダラスでのロボタクシーサービスを一般に開放しました。2026 年 2 月の商業開始から約半年間続いた招待制(ウェイトリスト)を終了し、アプリをダウンロードすれば誰でも無人タクシーを呼べるようになっています。招待制の期間中には約 15 万人が利用しており、サービスへの需要の高さがうかがえます。
サービスが利用できるのは、ダラス中心部を中心とした約 50 平方マイル(約 130 km²)のエリアです。北はノースウェストハイウェイ、南はビショップアーツ地区やサウスダラスの一部までをカバーしており、市街地の主要スポットはおおむね対応しています。車両にはジャガー I-PACE の電動 SUV が使われています。一方で、ダラス・ラブフィールド空港や高速道路はまだ対応エリア外です。Waymo は空港での自律走行テストを続けており、高速道路についても近く同様のテストを始める予定で、いずれも将来的な対応を見据えた準備段階にあります。
ビジネスモデルの面では、車両の整備や充電・デポ運営を Avis Budget グループが担い、Waymo は自動運転ソフトウェアの開発に専念するという分業体制を取っています。2026 年 2 月にはダラスを含む 4 都市で同時に商業サービスを開始し、展開都市は合計 10 都市に達しました。
安全性については、2026 年 3 月時点で累計 2 億 2,060 万マイルの自律走行実績があり、人間ドライバーと比べて重傷以上の事故が 94 % 少なく、負傷事故も 82 % 少ないというデータを Waymo は公表しています。現在の運用台数は約 3,000 台で、累計走行数は 2,000 万回を超えています。2026 年末には週 100 万回走行という目標を掲げており、スケールアップを急いでいます。
テキサスてんかん財団の CEO、Chris Justl 氏は「自動運転車は、医療上の理由で運転が難しい方々にとって大きな前進だ」と述べており、移動に制約のある人々への貢献も注目されています。ダラスと同時期にのサービスを展開し、現在招待制となっているヒューストン・サンアントニオ・オーランドでは、まだ一般開放のアナウンスは出ていません。
