MoonShot / Kimi 中国 基盤モデル

【 Breaking News 】Moonshot AI が AI モデル「Kimi K3」を無償公開——過去最大の 2.8 兆パラメータ

【 Breaking News 】Moonshot AI が AI モデル「Kimi K3」を無償公開——過去最大の 2.8 兆パラメータ
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中国の AI スタートアップ Moonshot AI が、2026 年 7 月 26 日に最新モデル「Kimi K3」をオープンソースで無償公開しました。モデルのデータやソースコードを誰でも自由に入手・利用できる形での公開で、そのパラメータ数は 2.8 兆に上ります。これまで最大とされてきた DeepSeek V4-Pro の 1.6 兆を大幅に超え、この種のモデルとしては過去最大の規模です。

Kimi K3 はテキスト・画像・動画を横断して処理できるマルチモーダル対応で、非常に長い文書や会話を一度に扱える点も特徴です。内部アーキテクチャには処理効率を高める独自の仕組みが取り入れられており、前世代モデルと比べてコストあたりの性能が約 2.5 倍改善したと Moonshot は説明しています。

公開から 24 時間も経たないうちに、主要な AI 評価ランキングで総合 4 位を獲得し、Web 開発向けのコーディング評価では 1 位に立ちました。文書の読み取りや理解を問うベンチマークでは、Anthropic の Claude や OpenAI の GPT を上回るスコアも出ています。もっとも、総合的な性能ではまだこれらには及ばないと、Moonshot 自身が認めています。

実際に使う方法は 2 通りあります。ネット上から API で利用する場合は、入力 100 万トークンあたり 3 ドル(約 450 円)、出力 100 万トークンあたり 15 ドル(約 2,250 円)が目安です。今回公開されたデータやソースコードをダウンロードして自社環境に導入する場合は、高性能 GPU を最低 8 枚備えたサーバーが必要となるため、主に企業向けとなり、個人が手軽に試せるものではありません。

このリリースは業界全体の議論にも火をつけています。翌日には Anthropic の CEO Dario Amodei 氏が、安全性に問題のないオープンモデルは「公共財だ」との見解を公表しました。Alibaba も同週末、同規模の大型モデルをオープン公開する意向を示しており、先進的な AI モデルを無償で開放する流れが、中国の有力企業を中心に勢いを増しています。

Moonshot AI は現在、315 億ドル(約 4 兆 7,250 億円)の企業価値での資金調達を進めていると報じられています。今回の公開は事業拡大に向けた布石であると同時に、中国の AI 開発力を世界に示す機会にもなっています。