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Anthropic、デザイン制作 AI サービス「Claude Design」を発表

Anthropic、デザイン制作 AI サービス「Claude Design」を発表
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Anthropic は 2026 年 4 月 17 日、デザイン制作支援サービス「Claude Design」を発表しました。ウェブサイトのプロトタイプやプレゼン資料、営業用の概要資料といった成果物を AI との対話で仕上げられるサービスで、これまで Canva や Figma、あるいは社内デザイナーに依頼していた作業を自社で完結させることを目指しています。

操作はチャット感覚で行えます。やりたいことを言葉で伝えるだけでなく、手元にある資料や画像を読み込ませて作業を進めることも可能です。あらかじめ自社のブランドカラーやフォント、デザインのガイドラインを登録しておけば、毎回の設定は不要で、制作物に一貫したスタイルが保たれます。完成したデザインは PDF や PowerPoint 形式でそのまま書き出せるほか、 Canva との連携や開発チームへの引き渡しにも対応しています。 Claude Pro ・ Max ・ Team ・ Enterprise の各プランで先行利用が始まっており、 claude.ai/design からアクセスできます。

早期に導入した企業からは手応えを示す声が上がっています。教育系スタートアップの Brilliant は、他のツールでは 20 回以上の試行錯誤が必要だった複雑なページを、 Claude Design なら 2 回の指示で仕上げられたと報告しています。 IT 監視ツールを手がける Datadog のプロダクトチームは、企画からモックアップ、社内レビューまで 1 週間を要していたサイクルを、 1 回の会話でこなせるようになったと話しています。

今回の発表をめぐり、業界では一つの動きが注目されています。 Instagram の共同創業者として知られ、現在 Anthropic の CPO(最高製品責任者)を務めるマイク・クリーガー氏が、発表の 3 日前にあたる 4 月 14 日、 Figma の社外取締役を退任していたのです。同氏はこれまで Anthropic と Figma の両社に個人として関わっていましたが、 Anthropic が Figma の競合となりうるデザインツール市場に踏み込むにあたり、利益相反を避けるために身を引いたとみられています。 Claude Design の発表後、 Figma の株価はさらに 5% 下落しており、競合への影響は早くも数字に表れています。