Waymo、マイアミとオーランドで一般向けロボタクシーサービスを開始

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自動運転タクシーサービスを手がける Waymo は 2026 年 4 月 15 日、フロリダ州マイアミとオーランドでのサービスを一般に開放しました。これまでは招待制で運用しており、両都市合わせて 15 万人以上のユーザーに先行体験を提供してきましたが、今後はアプリをダウンロードすれば居住者・観光客を問わず誰でも利用できるようになります。

今回の開放により、両都市は Phoenix、San Francisco、Los Angeles、Austin に次ぐ 5 番目・6 番目の全面開放都市となりました。マイアミではマイアミデイド郡内の約 100 平方マイルをカバーし、ビジネス街の Brickell やアート系スポットとして知られる Wynwood、観光地の Miami Beach など主要エリアを網羅しています。オーランドでも市内各地区をつなぐサービスが始まっていますが、フリーウェイや空港へのアクセスは現時点では対象外です。

今回のマイアミ展開で特筆すべきは、一般開放と同時に高速道路での走行にも対応した点です。 I-95 や Dolphin Expressway(836 号線)などを利用することで、渋滞の多い市街地を避けた効率的な移動が可能になります。過去の都市展開では高速道路対応は段階的に後から追加されることが多く、初日から対応するのは同社としても初めての試みです。

安全性については、同条件の人間ドライバーと比べて重傷・死亡事故につながる衝突が 92 %少ないというデータが示されています。累計 1 億 2700 万マイル以上の完全自律走行を重ねる中で、重傷事故の発生率は人間ドライバーの 10 分の 1 に抑えられているとしており、実績の積み上げが信頼性の根拠となっています。

競合他社に目を向けると、 Cruise や Motional、Zoox はいずれも規制対応や技術面での課題から大規模展開に至っていません。一方、 Waymo は今年初めに 160 億ドル(約 2 兆 4000 億円)の資金調達を完了しており、業界内での先行優位を保っています。同社は 2026 年末までに週間有料乗車数 100 万回の達成を目指しており、Dallas や Denver、Washington への展開も視野に入れています。さらに海外初の商業サービスとなるロンドンでの展開も予定されており、ロボタクシー市場のグローバル展開という観点からも注目される動きです。