投稿者: - 総合評価：★★★☆☆
- 今後の展開に期待：★★★★☆
Quoraが新たに立ち上げたAIチャットボットプラットフォーム「Poe」は、ユーザーが自身でプロンプトを工夫し、独自のボットを作成できることから、注目を集めています。このサービスは、今年の2月に始まり、そして4月には大きなアップデートが施されました。
特に目を引くのは、ユーザーが自分でプロンプトを工夫して自身のボットを作成、公開できる機能です。その結果として、旅行の日程表を作成するボットや、ガンジー本人が回答しているかのようなボットなど、様々な特化型ボットが誕生しています。
Poeは、ボットのプラットフォームとしての地位を目指しているようです。現在は、様々な機能が無料で利用できますが、有料のサブスクリプションを契約すれば、GPT-4やClaude＋といった有料のLLMに無制限でアクセスすることが可能となります。今後は有料のボットなども登場するのではないかと思われます。
Poeはまだベータ版の段階でありながら、すでに100万回以上のダウンロードを達成し、52万ドルの売上を上げているようです。App StoreではGPTのAPIを利用したAIチャットボットアプリが次から次へとリリースされていますが、それらとどう競合していくのか、注目です。
筆者の個人的な評価は星3つです。現在でもPoe上には日常生活で役立ちそうなボットはいくつかありますが、まだまだ個人の趣味の域を出ておらず、今後さらに有益なボットが増えていくのか、また単独アプリとの競合に勝ち、ボットのプラットフォームとして広く一般に使われていくものになっていくのか、興味深く見守っていきたいと思います。