Waymoがサンフランシスコの高速道路で完全自動運転のテストを開始

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Waymoは、サンフランシスコの高速道路で無人自動運転車のテストを開始しました。今年3月にカリフォルニア州の規制当局から高速道路での自動運転による有料乗車許可を取得してから5ヶ月後にいよいよテストをスタートさせました。

Waymoは既に2023年にはカリフォルニア州でレベル4の商用運行や有償旅客輸送の認可を取得していますが、これまではテスト走行を積み重ねて、慎重にサービス展開を進めてきました。今年6月25日からはサンフランシスコで無人の商用ロボタクシーサービス「Waymo One」を開始し、現在ではサンフランシスコ、ロサンゼルス、アリゾナ州フェニックスでサービスを提供しています。親会社Alphabetから確保した50億ドルの追加投資により、さらなる拡大が見込まれています。

今回の高速道路でのテストは、目的地への到着時間短縮とユーザー体験の向上を目指しています。車両には自動運転システム「Driver」が搭載され、カメラやセンサー、レーダーで周囲の環境をマッピングしてAIモデルが運転判断を行います。ルート選択に迷った際は人間のエージェントチームに支援を要請することもできるようになっています。

当初は自社の従業員を対象に、ラッシュアワー以外の時間帯に限定して試験的に運用されるとのことです。

ライバルのCruiseやTeslaも自動運転技術の開発競争を激化させています。UberはWaymoなどとの提携で自動運転車の利用が第2四半期に6倍に増加したと発表しています。自動運転技術の実用化が着実に進んでいることがうかがえます。