Stability AI、画像から高速で3Dモデルを生成する「Stable Fast 3D」をリリース

Stability AIがリリースした「StableFast 3D」は、1枚の画像からわずか0.5秒で詳細なテクスチャ付き3Dモデルを生成できる革新的なAIモデルです。7GB VRAM搭載のGPUがあれば、誰でも手軽に利用できます。

このモデルは、2024年3月に発表された「TripoSR」の技術を基に開発され、テクスチャマッピングに最適化されたUV展開やマテリアルパラメータ生成、照明の影響を抑えたアルベドカラー分離など、高度な機能を備えています。

Hugging Faceで公開されているデモ上で試してみることができ、画像をアップロードして数秒で3Dモデルを作成されます。生成されたモデルはブラウザ上で自由に操作でき、あらゆる角度から確認できます。

StableFast 3Dは、ゲーム開発、VR、建築デザイン、など、3Dオブジェクトが必要な幅広い分野で活用が期待されています。特に3D制作の現場では、作業時間が大幅に短縮され、プロトタイピングや制作プロセスの効率化に大きく貢献する可能性があります。

他のStability AIのモデルと同様、基本的にはオープンソースで利用できますが、年間収益が100万ドル（約1.5億円）を超える場合は利用料が発生するライセンス形態となっています。このライセンス形態でStablility AIの収益として大丈夫なのか、余計な心配をしてしまいますが、今後もStability AIには存続してもらい、AIコミュニティへの貢献を続けて欲しいと思います。