- 総合評価:★★★☆☆
- インターフェイスの使いやすさ:★★★★☆
AIを活用して長尺のビデオをショート動画用に自動編集してくれるツール「Opus Clip」をご紹介します。
YouTubeなどの長尺動画を、TikTokやYoutube Shorts用のショート動画に簡単に編集し直すことができます。YoutubeのURLを入力したり、手持ちのファイルをアップロードするだけで、AIが自動的に動画を短いクリップに分割してくれるのが特徴です。元の動画から複数本のショート動画に自動分割してくれるので、その中から使えるものを選択していくことで、1回の作業で複数本を同時にアップすることも可能になります。
また、AIによる高度な編集機能も備えています。例えば、「AI Curation(キュレーション)」と呼ばれる機能では、ビデオから最も魅力的な部分を自動で抽出。「AI Virality Score(バイラルスコア)」では、各クリップがどの程度バズりそうかのスコアをAIが予測して表示してくれます。その他、設定したキーワードに基づいてクリップを作成してくれたり、話者の顔をフレームの中心に保ったりと、AIならではの編集が可能です。
編集画面は直感的でわかりやすく、操作に迷うことはなさそうです。ただし、munchやVidyo.aiなど、同様のサービスは他にもあり、どれも似たような使い勝手に見えます。細かいところで違いがあるので、好みによって使い分けるといいかもしれません。
筆者独断の評価は星3つです。日本語には一応対応していますが、インターフェイスは基本的に英語。まだ完全な日本語対応とは言えないため星を減じました。また、クリップされる動画もそのまま使用するというクオリティには達していないように見え、マニュアルの編集作業が必要そうです。ただ、多数ある競合サービスの中ではOpus Clipが使いやすそうなので、ここで取り上げてみました。