Luma AIが次世代の動画生成モデル「Ray 2」をAWS re:Inventで発表

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Luma AIは、AWS re:Inventカンファレンスにおいて、新しいビデオ生成モデル「Ray 2」を発表しました。Ray 2は、テキストや画像プロンプトから、わずか10秒で高品質なビデオを生成することができ、動画の長さは従来の5秒から最大1分間まで生成が可能となっています。

Ray 2の主要な特徴として、滑らかなカメラワークと映画のような映像表現、人物、動物、物体間の物理的に正確な相互作用の表現が挙げられます。

Luma AIは、AWSとの戦略的パートナーシップも発表しました。Ray 2モデルはAmazon Bedrockを通じて提供され、開発者は単一のAPIからモデルにアクセスできるようになります。また、AWSがLuma AIの優先コンピューティングパートナーとなり、Amazon SageMaker HyperPodでモデルのトレーニングを実施し、AWS TrainiumとAWS Inferentiaチップを活用して低コストで高性能な学習と実行を実現する、とのことです。

Luma AIの動画生成モデルは、同社のDream Machineサービスを通じて提供されており、2024年6月のサービス開始以来、2500万人以上のユーザーを獲得しています。

Amazonの戦略としては、数ある動画生成AIサービスの中で、評判のいいLumaAIのモデルをAWSに取り込み、AWS上で学習や実行をしてもらうことで、他のAIサービスも同様に囲い込んでいくことを目指しているようです。