Zeta LabsがAGIモデル「Jace」をリリース:ウェブタスクを自動化

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ロンドンのスタートアップ、Zeta Labsが、AGI(汎用人工知能)モデルの「Jace」をリリースしました。Jaceは、ユーザーがチャット形式で簡単な指示を与えるだけで、ユーザーに代わってWebブラウザを操作し、様々なタスクを自動的に完結してくれるというものです。

開発者は、元MetaエンジニアのFryderyk Wiatrowski氏とPeter Albert氏。Jaceは、大規模言語モデル(LLM)とZeta Labs独自開発のウェブブラウザ操作モデル(AWA-1)を組み合わせて実現されています。

Jaceの主な機能として、ホテルの予約、フライトの検索、メールの返信、採用候補者のリクルーティング、在庫管理、広告キャンペーンの立ち上げなどが紹介されています。CEOのFryderyk氏曰く、会社の登記から最初のクライアント獲得までのプロセスをJaceで自動化することにも成功したそうです。

Jaceは、複雑なウェブタスクを自動化したい個人ユーザーや、採用、eコマース、マーケティング、営業などの分野でブラウザベースのタスクを自動化したい中小企業をターゲットとしています。現在は無料プラン(メッセージ送信上限あり)と有料プラン(月額$45)が用意されています。

Jaceを使うことで、手動で行っていたウェブタスクを自動化し、時間と労力を節約できるほか、複雑なタスクを効率化し、ミスを削減できるというメリットがあります。ただし、現在はまだ開発段階であり、すべてのタスクを完璧にこなせるわけではないようです。

本当の意味でのAGIの登場は来年から再来年と言われていますが、Jaceはその一端を垣間見ることができるサービスと言えるでしょう。現在はブラウジングのスピードが遅いようですが、今後のアップデートで早く、正確になっていくことが期待されます。