サンフランシスコの AI スタートアップ Krea は、2026 年 10 月 15 日に新しい画像編集モデル「 Krea 3 」を公開しました。同社は 3,500 万人のユーザーを持つクリエイティブ向けプラットフォームを運営しており、 Krea 3 はその主力モデルとして位置づけられています。
最も注目されるのは処理速度です。高解像度( 2K )の画像編集を 8 秒以内に仕上げられると同社は説明しており、競合の GPT Image 2 と比べて 10 倍速いとしています。
料金は 2K 画像 1 枚あたり $0.06(約 9 円)と比較的リーズナブルで、同社の資料によれば競合サービスの 3 分の 1 から半額程度の水準です。大量に画像を処理するマーケティングチームや EC 運営チームにとっては、コスト面での魅力も大きいといえます。
機能面では、画像の特定部分だけを狙って編集できる精度の高さが売りのひとつです。また、商品や人物の見た目を学習させてキャンペーン全体で統一感を出す「 LoRA ファインチューニング」に対応した編集モデルとしては初めての事例だと同社は主張しています。出力は最大 4K まで対応しており、印刷物や大型広告にも使えます。
性能評価の面では、 Alibaba が開発した画像編集向けベンチマーク「 CPI-Bench 」で 5 点満点中 4.81 点を記録し、 GPT Image 2.5 に次ぐ 2 位という結果が報じられています。
写真編集アプリの Pixelcut やデジタルアート分野の Doodles がすでに導入を発表しており、 fal や Together AI といった外部プラットフォーム経由でも利用できます。一方、現時点では API からの LoRA 利用には対応しておらず、小さい文字の描写が乱れることがあるという声も初期ユーザーから上がっています。モデルの一般公開(オープンウェイト)についても、社内で検討中とされています。
