動画生成 AI を手がける HeyGen は、2026年4月8日に最新のアバターモデル「Avatar V」を発表しました。X(旧 Twitter)上での発表投稿は 472,000 回以上閲覧され、多くの関心を集めています。
Avatar V の最大の特徴は、ウェブカメラで 15 秒ほど録画するだけで、自分の顔・声・身振りを忠実に再現した AI アバターを作成できる点です。スタジオや専門機材は必要なく、作成したアバターを使って 175 以上の言語に対応した動画を何本でも制作できます。
これまでの AI アバターには、動画が長くなるにつれてアバターの顔が本人から少しずつ変わってしまうという問題がありました。Avatar V はこの課題を解消するため、動画全体を通じて顔の特徴を一貫して追跡する仕組みを採用しています。口の動きや顔の輪郭、表情の変化といった細かな情報を各フレームから読み取り、長い動画でも本人らしさが保たれます。眉の動きや自然な目線、わずかな表情の変化まで再現できるため、視聴者が違和感を感じにくい仕上がりになっています。
ビジネスでの活用としては、社員研修や新入社員向けの説明動画を一度作成しておけば、内容を更新する際も再撮影が不要になります。グローバルに展開する企業であれば、同じアバター動画を複数言語に自動変換して配信することも可能です。HeyGen はすでに 10 万社以上の企業で採用されており、ビジネスソフトウェアの実績評価プラットフォームとして知られる G2 の「2025 Best Software Awards」では最速成長製品第 1 位を獲得し、アバターの品質評価でも首位に立っています。
ただし、本人と見分けがつかないほどリアルなアバターが手軽に作れるようになれば、なりすましや無断使用といった問題も起きやすくなります。技術の普及とあわせて、利用ルールの整備が求められる段階に入っているといえます。
