AIを活用した言語学習プラットフォームを提供する「Speak」は、2024年12月現在、シリーズCラウンドで7,800万ドル(約118億円)の資金調達を行い、企業評価額が10億ドル(約1,520億円)に達しました。この資金調達ラウンドは、Accelが主導し、OpenAI(OpenAI Startup Fundを通じて)、Khosla Ventures、Y Combinatorなどの既存投資家も参加しました。
Speakは、AIを活用した言語学習プラットフォームで、特に「話す」スキルの向上に焦点を当てています。従来の言語学習が「読む」「書く」から始まるのに対し、Speakはネイティブスピーカーが言語を学ぶプロセスを模倣し、「聞く」「話す」ことを中心に据えています。具体的には、AIが生成する音声会話を通じて学習者が練習し、その発話をAIが分析してフィードバックを提供する仕組みです。
今回の資金調達により、Speakはスペイン語やフランス語など他の言語への対応を進める予定です。また、既に急成長を遂げている東南アジア・ヨーロッパ・アメリカ市場でのさらなる拡大を目指し、特にアジア市場への進出拡大が注目されています。OpenAIの技術を活用し、より高度なAIベースの学習体験を提供することも目指しています。
Speakは、2014年にConnor ZwickとAndrew Hsuによって設立された米国サンフランシスコ発のAI言語教育スタートアップです。アプリのダウンロード数は1,000万回を超え、2024年だけで2,500万件以上のパーソナライズされたレッスンを提供しています。また、企業向けサービス「Speak for Business」は200社以上の顧客を獲得しています。