OpenAI

ChatGPT に GPT-6 が全面展開——新ビジュアル機能「Intelligent UI」も同時提供

ChatGPT に GPT-6 が全面展開——新ビジュアル機能「Intelligent UI」も同時提供
文字サイズ

OpenAI は 2026 年 10 月 7 日、 ChatGPT の全プランを「 GPT-6 」ベースに切り替え、あわせて GPT-6 の能力を活かした新しいビジュアル機能「 Intelligent UI 」を正式に提供開始しました。有料プラン( Plus・Pro・Business・Enterprise )は 10 月 7 日から、無料プランと Go プランは翌 10 月 8 日に順次移行しています。 GPT-6 自体は同年 9 月 22 日に先行リリースされていましたが、今回の全プラン展開をもって ChatGPT の標準モデルとなりました。

「 Intelligent UI 」は、 GPT-6 の高度な判断能力があって初めて実現できるビジュアル機能です。これまでの ChatGPT はテキストで回答を返すのが基本でしたが、 GPT-6 が会話の内容を判断し、ボタン・グラフ・フォーム・図解など最適な形式を自動的に選んで表示できるようになりました。たとえば商品を比較したい場合は横並びの比較表が、物理の仕組みを知りたい場合は操作できる図が自動的に生成されます。単純な質問にはこれまで通りテキストで答えますし、計算機や割り勘ツールといった小さなツールを会話の中で作るよう依頼することも可能です。

プランごとのモデル構成については、有料プランに上位モデルの「 GPT-6 Sol 」、無料・ Go プランに「 GPT-6 Luna 」が割り当てられています。ウェブ検索を伴う回答の応答速度は前世代の GPT-5.6 Instant と比べて平均 44 %速くなっています。開発者向けの API 料金は、 GPT-6 Sol が入力 100 万トークンあたり 2 ドル(約 300 円)・出力 10 ドル(約 1,500 円)、 GPT-6 Luna は入力 0.10 ドル(約 15 円)・出力 0.50 ドル(約 75 円)です。

なお、今回の変更は通常のチャット機能に限った対応で、 Work や Codex には適用されません。ビジュアル表示の量をユーザー自身で調整できる設定も将来的に提供予定ですが、現時点ではまだ用意されていません。

収益面でも注目の動きがあります。 OpenAI は 2026 年 10 月後半から、米国の一部広告主を対象に画像生成結果の隣にビジュアル広告を表示するテストを開始します。同社の広告事業はサービス開始からわずか約 200 日で年間換算 10 億ドル超(約 1,500 億円)の収益規模に達しており、今回の施策もその流れを受けたものです。ビジュアル表示が増えることで広告と通常の回答が見分けにくくなるという懸念も一部から上がっていますが、 OpenAI のプロダクトマネージャーである Aarush Selvan 氏は「複雑なトピックをより理解しやすくすること」が目的だと説明しています。