OpenAI が GPT-5.4 をリリース、コンピュータ操作機能と 100 万トークン対応を実現

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OpenAI は 2026 年 3 月 5 日、新モデル GPT-5.4 の提供を開始しました。推論に強い GPT-5.4 Thinking と、最高性能の GPT-5.4 Pro という 2 つのバージョンを同時にリリースし、プロフェッショナル向けの最も高性能なモデルとして位置づけています。

GPT-5.4 の最大の特徴は、AI 自身がコンピュータを操作できる機能を標準搭載した点です。性能評価テストでは成功率 75.0% を達成し、人間の平均的なパフォーマンス(72.4%)を上回りました。前バージョンの GPT-5.2 が 47.3% だったことを考えると、大きな進化といえます。また、一度に処理できる情報量が最大 100 万トークンまで拡大し、長期的なタスクの計画や検証が可能になりました。

専門的な業務でも顕著な性能向上が見られます。44 の職種をカバーする知識労働タスクのテストでは 83.0% の精度を達成し、業界の専門家と同等以上の評価を得ています。投資銀行のアナリストが行うようなスプレッドシート作成タスクでは、平均 87.3% という高いスコアを記録しました。

新たに搭載された Tool Search 機能は、必要な機能だけを効率的に呼び出す仕組みに変更したことで、処理に必要なデータ量を 47% 削減しています。利用料金は、標準版で入力 100 万トークンあたり 2.5 ドル(約 375 円)、出力 15 ドル(約 2,250 円)です。Pro 版は入力 30 ドル(約 4,500 円)、出力 180 ドル(約 27,000 円)となります。

同日には ChatGPT for Excel のベータ版も発表され、Excel 上で直接 AI を活用できるようになりました。また、GitHub Copilot でも正式に利用可能となり、実務でのコーディング支援機能が強化されています。