Anthropicがプロンプトエンジニアリングを行う新機能を発表

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Anthropicは、AIアシスタントとのやり取りの精度をあげ、効率的にする新機能「プロンプトインプルーバー」を発表しました。

この機能は、実現したいことを入力すると、目的に沿った効率的なプロンプトを自動的に作成してくれる、というもので、これを使うことにより、同社の対話型AI「Claude」への指示(プロンプト)の質を向上させ、回答精度を大幅に改善することができます。プロンプトインプルーバーは、複雑な問題を段階的に解決する「チェーンオブソート推論」や、例示を標準化するXMLフォーマットなど、様々なプロンプトエンジニアリングの手法を活用しています。

Anthropicによると、この機能により、複数のラベルに分類するタスクでは30%の精度向上、要約タスクでは単語数制限の100%遵守できるようになる、といった顕著な改善が見られたとのことです。また、プロンプトを5段階で評価して、そのフィードバックに基づいて継続的にプロンプトを改善することにより、より効果的なプロンプトを作成することができます。

AIチャットボットが登場してから、プロンプトを効果的に作成する「プロンプトエンジニアリング」は特殊な技能とみなされてきました。適切にプロンプトを作成しないと自分が望んでいた答えは出力されないということで、その技能が重宝されてきましたが、今回のツールにより、自分でプロンプトを開発する必要がなくなり、プロンプトエンジニアリングという言葉も早晩なくなることになりそうです。