GoogleのCEOサンダー・ピチャイ氏は先日の第3四半期決算発表で、同社の新規コードの25%以上がAIによって生成されていることを明らかにしました。このAI生成コードは、エンジニアによるレビューと承認を経て製品に組み込まれているとのことです。
同社は25年にわたるシステム開発のノウハウを活かした内部AIモデル「Goose」を導入し、社員がコードや製品を開発する際の支援を行っているとのこと。このAIの活用により、社内のエンジニアの生産性と効率性が大幅に向上しているようです。
この活用が拡大するに従い、Googleではエンジニアの役割が従来のコーディングから、AIが生成したコードのレビューと品質管理、より複雑な問題解決へとシフトしていることを示唆しています。
コーディングにAIを活用している企業は着実に増えていますが、実際にどの程度、どのように使われているかは社内のことであるため、あまり外部に公開されることはありません。今回、AIで先行するGoogleで実際にどの程度利用しているのかが明らかになった点は、他の企業にとっても先行事例として貴重なインサイトが得られたのではないでしょうか。