Snapが第5世代のARグラス「Spectacles」を発表しました。この新型Spectaclesは、独立型のARグラスとして設計され、透明なレンズによって現実世界とデジタルな情報をシームレスに融合させます。また、新しいオペレーティングシステム「Snap OS」により、手の動きや音声コマンドで直感的に操作できます。
技術面では、Spectaclesは重量わずか226グラムと、一般的なVRヘッドセットの半分以下の軽さを実現しています。4つのカメラを搭載し、手の動きを追跡できるほか、46度の視野角と37ピクセル/度の解像度を備え、最大45分の連続使用が可能です。
AI開発者向け機能も充実しています。SnapはOpenAIと提携し、高度なAIモデルを開発者に提供します。AIを活用した機能としては、周囲の環境を3Dで理解する機能、手の動きや音声コマンドを認識する機能、カスタム機械学習モデルの統合、AIが生成するビデオや画像作成ツールなどが搭載されています。
MetaのレイバンとのスマートメガネやAppleのVisionARと比較すると、Spectaclesはその中間に位置づけられるでしょう。ただし、まだ開発中のため、デザイン面での改善の余地がかなりあるように見えます。