投稿者: Slackが最新のアップデートで導入した一連のAI機能が、知識労働者の業務効率を向上させる可能性があると注目を集めています。このアップデートでは、AIエージェントや自動化ワークフローなど、複数の革新的な機能が追加されました。
特に注目されているのが、SalesforceのAI機能バンドル「Agentforce」の一部として導入された「Agentforce Agents」です。これにより、ユーザーはSalesforceのCRMプラットフォームに保存された販売データにアクセスし、プロモーションメールの生成や関連タスクの実行が可能になります。また、「Agentforce Sales Coach」機能で営業担当者は模擬販売交渉を通じてピッチスキルを磨くことができます。
さらに、Adobe、Anthropic、Cohere、Perplexityなどのパートナー企業が提供するサードパーティAIエージェントとアシスタントのサポートも開始。これらのエージェントは、コンテンツ作成、プロジェクト管理、データ分析などの業務を支援し、セキュアな環境内でより効率的なワークフローを実現します。
自動化ツール「Workflow Builder」も強化され、自然言語による指示でワークフローを自動で作成できるチャットボットインターフェースが追加されました。また、有料アドオンの「Slack AI」では、「ハドルノート」機能によりSlackハドルミーティングから重要な情報を自動的に抽出し、会議の要約やアクションアイテムの概要を生成します。
こうした新機能を追加していくことにより、Slackは単なるコミュニケーションツールから、業務プロセス全体を効率化するプラットフォームへと進化を遂げようとしています。