人工知能(AI)開発企業のxAIが、新たな大規模言語モデル(LLM)である「Grok-2」と「Grok-2 mini」のベータリリースを発表しました。
Grok-2は、チャットボットの性能を評価するWebサービス「Chatbot Arena」において、OpenAIの「GPT-4 Turbo」やAnthropicの「Claude 3.5 Sonnet」を上回るスコアを記録したとしています。これは、Grok-2が現在最高レベルのAIモデルと同等以上の性能を持つ可能性を示唆しているとのことです。
もう一方のGrok-2 miniは、速度を重視した小型モデル。xAIによると、こちらも4月に発表された画像認識機能付きAIモデル「Grok-1.5V」を上回る性能を持つとされています。
現在、Xのプレミアムおよびプレミアムプラスの会員は、Xのプラットフォーム上で両モデルを試用できます。8月後半には法人向けにAPIの提供も開始される予定です。さらに近日中に、マルチモーダルな認識機能がX上とAPIの両方で提供される見込みとのことです。
また、xAIはBlack Forest Lab の「Flux 1」AIモデルを活用し、Xプラットフォーム上で直接画像を作成・公開できる機能も実装。
7月末に発表された大規模AIインフラ「メンフィス・スーパークラスター」の稼働開始が、早くも目に見える成果として現れてきました。