米陸軍第18空挺軍団が Palantir Technologies の AI システムを活用した演習で、2003年から2011年のイラク戦争時代には2000人体制で行っていた標的選定業務を、わずか20人で遂行できることを実証しました。Georgetown 大学の研究員が明らかにしています。
2026年2月28日に始まった対イラン作戦では、AI が中核的な役割を担いました。Wall Street Journal によれば、米国はイラン国内で3000以上の標的を攻撃し、3月11日時点では5500以上に達しています。
中心となったのは Palantir の Maven Smart System です。このシステムには Anthropic 社の Claude AI が組み込まれており、衛星画像やドローン映像など150以上の情報源からデータを統合します。国家地理空間情報局の Frank Whitworth 長官によると、システムは1時間あたり1000件の標的候補を提示でき、作戦開始から24時間で数百の攻撃座標を生成しました。
効率化の一方で、重大な事故も起きています。3月2日、トマホーク巡航ミサイルがイラン南部の小学校に着弾し、国連とイラン当局の発表では少なくとも168人が死亡、そのうち100人以上が12歳未満の子どもでした。CNN の取材では、更新されていない古い情報が使われ、学校の存在が反映されていなかったことが判明しています。イラン赤新月社は、民間建物 約 2 万棟と医療施設77か所が被害を受けたと報告しています。
国防総省は2026年、AI 関連で134億ドル(約2兆100億円)を投じています。AI による業務効率化が急速に進む中、人間による判断と検証プロセスの重要性が改めて浮き彫りになっています。
