【TOOLS】Tome(プレゼン生成:評価★★★★☆)

投稿者:
  • 総合評価:★★★★☆
  • 英語のプレゼン資料作成:★★★★★

プレゼンテーション生成ツール「Tome」を試してみました。プレゼンツールの中で注目されていてPowerPointに慣れていない若い世代を中心に支持を集めているようです。こちらは先日ご紹介したGammaと同じコンセプトのツールですが、使ってみると、インターフェイスやAIとのインタラクション、生成される資料の質などが全体的に洗練されている印象を受けました。

Tomeは2020年にサンフランシスコで創業されたスタートアップで、今年2月にはシリーズBで4300万ドル(約65億円)の資金調達を行い、評価額は3億ドル(約458億円)に達しています。裏でGPT4やDALL-E 2などの生成AIモデルを活用し、プレゼンテーションのアウトラインやストーリー、スライドデザインなどを自動生成してくれます。他のAIプレゼン生成ツールと同様、ユーザーはテキストや画像を入力するだけで、短時間で見栄えのするプレゼン資料を作成できます。

日本語にも対応していますが、英語で入力した方がより自然で質の高い資料が生成されます。また、用意されているテンプレートもアメリカ向けのものが多く、日本のビジネスシーンにそのまま使うのは難しいかもしれません。無料でのお試しもできますが、実際に使用する際には月20ドルの有料版に加入する必要があります。

筆者独断の評価は星4つです。英語でのプレゼン資料を手軽に作成したい場合には競合他社のツールよりいいと思いました。レイアウトの細かい調整はできませんが、資料はシンプルにまとめ、あとはトークでカバーするというプレゼンスタイルであれば、強力な味方になってくれるでしょう。現状はレイアウトを細かく調整したい場合や日本語のプレゼン資料作成はイルシル、シンプルな資料で十分な場合や英語の資料であればTomeがおすすめかと思います。