企業向け言語AIプラットフォーム「Smartcat」が、シリーズCラウンドで4300万ドル(約61億円)を調達しました。主要投資家としてLeft Lane Capitalがリード投資家として参加しています。今回の資金調達は、AI翻訳や多言語コンテンツ生成ソリューションへの需要の高まりを受けて実施されました。
Smartcatは、ボストンに本社を置き、280以上の言語に対応したプラットフォームを提供しています。すでに1000社以上のグローバル企業が利用しており、その中にはFortune 500企業の20%も含まれています。
Smartcatのプラットフォームは、高度なAI翻訳機能に加え、リアルタイムでの共同作業を可能にするコラボレーション機能、50万人以上の専門家ネットワークにアクセスできるマーケットプレイス、多言語ウェブサイト翻訳ツール、支払い自動化など、多岐にわたる機能を備えています。
最近では、AI動画翻訳・吹き替えや、学習コンテンツ作成AIといった新たなサービスも展開しています。機械翻訳市場は今後数年間で大幅な成長が見込まれており、SmartcatはAIと人間の専門知識を組み合わせたアプローチで、この市場をリードしていくことを目指しています。
今回の資金調達により、Smartcatは既存サービスの強化に加え、新たなAIサービスの開発を加速させていく予定です。