動画生成AIの米Runwayが新しい画像生成モデル「Frames」を発表しました。このモデルは、まるで写真のようにリアルな画像を作れるだけでなく、画像の雰囲気やスタイルを細かく調整できるのが特徴です。
Framesの特徴は、「Worlds」という機能を使えば、今までAIでは難しかった独特なスタイルの画像も作れることです。例えば、1980年代の映画で使われていた特殊メイクのような画像、や、1970年代のレコードジャケット風、日本の(同人誌のような)ZINE風画像など、が作れます。Worldsを使うことで、作品全体の雰囲気を統一しながら、様々な画像を作ることが可能です。
Framesは、RunwayのGen-3 Alpha上で順次使えるようになっています。またAPIを通して利用可能です。今はまだ一部のユーザーしか使えませんが、今後数週間でより多くのユーザーが使えるようになる予定です。
Runwayはニューヨークに本社を置き、動画生成AIで有名な会社です。その企業価値は急上昇しており、直近は40億ドル(約5,960億円)の評価で資金調達を検討しています。Framesの登場によって、RunwayはMidjourneyのような他のAI画像生成ツールに頼る必要がなくなり、さらに成長していくと期待されています。
新しい画像生成モデル「Frames」は、特に広告などのプロのクリエイターにとって有益なツールとなりそうです。