Pika Labs、10秒動画生成と高解像度対応の「 Pika 2.2 」モデルを発表

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動画生成AI の Pika Labs が、新しいバージョンとなる「 Pika 2.2 」モデルをリリースしました。このアップデートでは、生成可能な動画の長さや画質、編集機能などが大幅に強化されています。

Pika 2.2 の最大の特徴は、最大 10 秒間の動画生成が可能になったことです。これまでのモデルでは動画の長さに制限があり、短いクリップしか生成できませんでしたが、新バージョンではより長いストーリーや複雑なシーンを表現できるようになりました。

また、出力解像度がフル HD の 1080p に対応したことも大きな進化です。これにより、映像の細部まで鮮明に表現され、視覚的な品質が大幅に向上しています。特に、プロのクリエイターや高品質なコンテンツを求めるユーザーにとって、嬉しいアップグレードとなりました。

さらに、「 Pikaframes 」と呼ばれる新機能も導入されました。これは、 1 秒から 10 秒の範囲でキーフレームを使ったトランジション(場面の切り替えや変化)を制御できる機能です。例えば、ある物体が別の形に変形したり、シーンがスムーズに移行したりする効果を、ユーザーが細かく調整できるようになりました。

動画生成 AI の分野では、OpenAI の「 Sora 」や Google の「 Veo 2 」、Runway や Luma Labs など競争が激化しています。そうした中、Pika Labs は特に使いやすさを重視し、他社との差別化を図っています。

Pika 2.2 は、同社の公式サイト( pika.art )で利用可能です。