Perplexity が次世代 Deep Research を発表、専門領域で最高性能を達成

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Perplexity AI は 2026 年 2 月 4 日、高度な調査ツールである「Deep Research」の次世代アップグレード版を公開しました。今回の更新は、最新の推論モデルである Claude 4.5 Opus との統合、および独自の検索エンジンとサンドボックス環境の強化を軸としています。複数の主要ベンチマークにおいて、世界最高水準である SOTA (State-of-the-art)の性能を達成したことが報告されています。
新バージョンの技術的特徴として、まず論理的思考能力の向上が挙げられます。最新のフロンティアモデルを採用したことで、複雑な推論を伴う多段階の調査ワークフローの自動化が可能になりました。自律型エージェントは、1 つのクエリに対して平均して数十回の検索を実行し、数百ものソースを精査します。調査の過程で情報の欠落を検知すると、自律的に調査計画を修正し、精度の高い分析を継続します。また、安全なサンドボックス環境でコードを実行し、グラフ生成や数値データの検証を行うことで、情報の客観性を担保しています。
性能評価においては、同社が新たに開発したオープンソースの指標「DRACO ベンチマーク」の結果が公表されました。これは法務、医学、金融など 10 の専門ドメインにわたる 100 の複雑なタスクで構成されています。Perplexity の最新版は、これらすべての領域において OpenAI や Google の競合モデルを上回るスコアを記録しました。特に事実正確性を測る SimpleQA では 93.9 %という極めて高い精度を達成し、AI 特有のハルシネーションを大幅に抑制しています。
本機能は、新たに設定された最上位プラン「Perplexity Max」の利用者向けに即時提供が開始されています。このプランは月額 40 ドル(約 6,268 円)で提供され、制限なしの利用が可能です。既存の月額 20 ドル(約 3,134 円)の「Perplexity Pro」プランでも、数週間以内に月間 500 回程度の制限付きで順次提供される予定です。
競合となる OpenAI の Deep Research が 1 回の調査に 10 分から 20 分を要するのに対し、Perplexity は平均 3 分から 4 分で同等レベルのレポートを生成します。検索エンジンのリアルタイム性と生成速度の優位性は、ビジネスの現場におけるスピード感を求めるニーズに対応するものです。