OpenAI、企業向けAIエージェント構築ツールを発表 – 自律型アシスタントの時代へ前進

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OpenAI は現地時間 2025 年 3 月 11 日、企業が自律型 AI アシスタントを簡単に構築・展開できる新しいツール群を発表しました。これらのツールは、AI エージェントが「ユーザーに代わって独立してタスクを実行するシステム」として機能できるよう設計されており、導入することで業務効率化や自動化を推進する可能性を秘めています。

新たに発表されたツールには、まず「 Responses API 」があります。これは従来の「 Assistants API 」に代わるもので、AI エージェントがウェブ検索、ファイル検索、コンピューター操作などのタスクを単一の API コールで実行可能にします。ChatGPT のシンプルさとツール利用機能を融合したインターフェースとなっています。

組み込みツールとしては、三つの主要機能が提供されます。「ウェブ検索」は GPT-4o モデルを活用し、リアルタイムで情報を取得して引用付きで回答します。「ファイル検索」は企業内の大量のドキュメントから必要な情報を迅速に抽出。そして研究プレビュー段階にある「コンピューター利用( CUA )」は、既存の AI エージェント「 Operator 」の技術をベースに、マウスやキーボード操作を自動化します。

さらに「 Agents SDK 」と呼ばれるオープンソースの開発キットも提供され、単一または複数エージェントのワークフローを調整し、カスタマイズや監視を容易にします。この SDK を使えば、複雑な業務プロセスを効率的に管理し、自動化を推進できるようになります。

価格は使用量ベースで、ウェブ検索機能は GPT-4o search で 1,000 クエリあたり 30 ドル、GPT-4o mini では 25 ドルとされています。一方、高度なカスタマイズが可能なエンタープライズ向け AI エージェントはプレミアムプランで最大月額 2 万ドルとされ、主に大企業や専門サービス業をターゲットとなっています。

この発表の背景には、OpenAI の CEO サム・アルトマン氏が 2025 年 1 月に「 2025 年は AI エージェントが労働力に加わる年になる」と予言していたことがあります。競争環境を見ると、Google ( Project Mariner )、Anthropic ( Claude の “Computer Use” )、Salesforce など他のテック企業も同様の「エージェント型 AI 」を推進しており、中国のスタートアップも低コストで高性能なモデルを展開して注目を集めています。