OpenAI、ChatGPT Plusに「高度な音声モード」のアルファ版を提供開始

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OpenAIは2024年7月30日、ChatGPTの有料版であるChatGPT Plus向けに「高度な音声モード」(Advanced Voice Mode)のアルファ版の提供を開始しました。5月の衝撃的なデモから2ヶ月余り。待ち望まれていた機能をようやく限定公開しました。

この新機能により、ユーザーはChatGPTと音声で自然な会話ができるようになります。高度な音声モードは、リアルタイムでより自然な会話を可能にし、感情や非言語的なジェスチャーも理解して応答します。また、ユーザーは会話を中断して新たな指示を与えることもできます。現在は一部のChatGPT Plusユーザーに提供されていますが、今秋にはすべてのPlusユーザーに展開される予定です。

この新機能を利用するには、ChatGPT Plusの有料サブスクリプションに加入し、iOSまたはAndroidのChatGPTアプリを最新バージョンに更新する必要があります。アプリでマイクの使用許可を与え、画面右下の「Voice」アイコンを選択することで音声モードが有効になります。今回は4つのあらかじめ設定された音声から選択することができ、スカーレット・ヨハンセンに似ていると話題になった「Sky」と言う音声は含まれていないようです。

なお、高度な音声モードには日々の使用制限があり、制限に達すると標準の音声モードに切り替えるよう求められるとのこと。

OpenAIは高度な音声モードの提供を段階的に進めており、選ばれたChatGPT Plusユーザーに対してEmailで通知を行い、順次アクセスを許可しています。現在は限られた数のユーザーにアルファ版として提供されており、今後数週間のうちにさらに多くのユーザーに招待が拡大される予定です。