OpenAI は 2026 年 2 月 23 日、Accenture、Boston Consulting Group(BCG)、Capgemini、McKinsey & Company の世界 4 大コンサルティングファームと複数年のパートナーシップを結びました。「Frontier Alliances」と名付けられたこの取り組みは、企業向け AI プラットフォーム「Frontier」の導入を加速することが狙いです。
Frontier は 2 月初旬に発表された企業向けの統合基盤で、AI エージェントが顧客管理システムや人事システムといった社内の様々な業務システムをつなぎ、業務プロセスを自動で実行できるようにします。現在は限られた企業のみに提供されており、HP、Intuit、Oracle、State Farm、Thermo Fisher、Uber などが先行導入しています。
今回の提携では役割分担が明確になっています。BCG と McKinsey は経営戦略や業務モデルの設計を支援し、Accenture と Capgemini は実際のシステム統合作業を担当します。各コンサルティングファームは OpenAI 技術の認定を受けた専門チームを編成し、OpenAI のエンジニアと協力してクライアント企業の導入を進めます。
OpenAI の CFO である Sarah Friar 氏によれば、企業向けビジネスは 1 月時点で全体収益の約 40% を占めており、年末までには約 50% に達する見通しです。同社は昨年 131 億ドル(約 1 兆 9,650 億円)の売上を記録し、2030 年までに年間 2,800 億ドル(約 42 兆円)以上という野心的な目標を掲げています。
競合の Anthropic も Deloitte や Accenture との提携を相次いで発表しており、企業向け AI 市場の競争は激しさを増しています。McKinsey の調査によると、62% の企業が AI エージェントの実験を行っているものの、実際に社内で本格展開できているのはわずか 23% にとどまっており、導入を成功させる専門知識が今後の重要な鍵となりそうです。
