OpenAIは、新機能発表イベント「12 Days of OpenAI」の10日目に、ChatGPTにアクセスする新しい方法を発表しました。米国のユーザーは1-800-CHATGPT(1-800-242-8478)に電話をかけることで、アカウント登録なしで月15分までChatGPTと無料で音声会話ができるようになります。
さらに、ChatGPTとWhatsAppが統合され、世界中のユーザーがインターネット接続の有無にかかわらずAIとチャットできるようになりました。ユーザーは+1-1800-242-8478をWhatsAppの連絡先に追加するだけで、テキストベースでChatGPTとの会話を開始できます。
この発表は、OpenAIがAI技術をより幅広いユーザーに普及させるための取り組みの一環です。特にインターネット接続が不安定な地域や、従来の電話を使用するユーザーにとって、ChatGPTへのアクセスがより容易になりました。
確かにジョークとしては、面白い発表ですが、これによってChatGPTの利用が広がる、ということはなさそうな気がします。アメリカは公的なサービスも含めてインターネットを使えないと生きていけない、というくらいDXが進んでいる社会で、私の知る限り、お年寄りであっても少なくともWebブラウザへのアクセスくらいは、文字通り「誰でも」できます。そうした社会で電話でアクセスできると言っても、ほとんど利用されないのではないでしょうか・・。WhatsAppからのアクセスも同様で、大多数の人にとっては、WhatsAppが使える環境であれば、ChatGPTのアプリも同様に使えるのではないかと思います。
「12 Days of OpenAI」は有名なクリスマスキャロル「12 Days of Christmas」という曲にちなんで展開されている発表イベントですが、さすがに、12日間連続の発表でそろそろネタ切れ、という感じがしないでもありません。