元 Google の研究者らが設立した画像生成スタートアップの Ideogram が、 AI モデルの Ideogram バージョン 3.0 をリリースし、画像生成 AI の新たな基準を打ち立てました。 2025 年 3 月 26 日に発表されたこの最新バージョンは、フォトリアリズム(写真のようなリアルさ)、テキストレンダリング(文字の描写)、スタイルの一貫性において大きな進化を遂げており、プロのデザイナーによる評価では競合他社を上回る性能を示しています。
Ideogram 3.0 の最大の特徴は、生成される画像のリアルさが大幅に向上した点です。皮膚の質感や照明の物理演算が高度化され、毛穴の描写まで再現可能になりました。また、金属の反射やガラスの屈折、布地のシワなども物理法則に則り描写されるため、現実の写真と見分けがつきにくいレベルの画像生成が可能になっています。
テキストレンダリングの精度も飛躍的に向上しました。 Ideogram は以前から画像内に正確なテキストを埋め込む能力で知られていましたが、 3.0 ではさらに多言語テキスト対応や曲面への自然なテキスト配置など、複雑な書体や長い文章でも自然に表現できるようになりました。これにより、広告やグラフィックデザインなど、テキストとビジュアルの統合が重要な分野での活用が期待されています。
また、新機能として「スタイルリファレンス」が導入され、ユーザーが最大 3 枚の画像をアップロードすることで、生成画像のスタイルを細かくガイドできるようになりました。また、「ランダムスタイル」オプションも追加され、 約 4 億種類以上のスタイルから自動選択できるようになり、クリエイティブな表現の幅が大きく広がっています。
特筆すべきは、 Ideogram 3.0 が「驚異的な速さ」で動作し、すべてのユーザーに対して無料で提供されている点です。前世代比で 40% の高速化が図られ、 1 画像の生成に平均 3.2 秒しかかからず生成が完了します。
現在は、iOS アプリやウェブ経由で使用可能です。