AI 動画生成スタートアップの Higgsfield が、商品画像をアップロードするだけで自動的にプロモーション動画を作成する「 Product-to-Video ( P2V )」機能を発表しました。
P2V 機能の最大の特徴は「ノープロンプト」での動画生成です。ユーザーは商品の写真をアップロードするだけで、AI が自動的に最適なシーンやフレームを生成し、商品を自然に映えるように動画化します。空のシーンから構築することも、既存の背景画像に商品を自然に溶け込ませることも可能で、自由自在な演出ができます。
同社は複数の最先端 AI 動画生成モデル(Veo 3、MiniMax Hailuo 02、Seedanceなど)を統合しており、用途に応じて最適なモデルを自動選択することで、多様なスタイルやパターンに対応できます。40 以上のテンプレートが用意されており、ブランドの雰囲気に合わせた動画を簡単に作成できます。例えば、「 Product on Pedestal (台座に配置)」や「 In-Hand Close-Up (手に持ったクローズアップ)」といったテンプレートから選択するだけで、プロフェッショナルな動画が簡単に完成します。
技術面では、拡散モデルとトランスフォーマーアーキテクチャを組み合わせた「ワールドモデル」を採用し、現実世界の物理シミュレーションに近いリアルな動画を生成します。開発チームは元 Snap の生成 AI 責任者である Alex Mashrabov 氏が率いており、わずか 9 ヶ月でコアモデルを構築しました。
この技術は EC ・マーケティング業界で大きな注目を集めています。従来であれば専門的な撮影や編集スキルが必要だった商品動画制作が、誰でも簡単に行えるようになります。ローカルブランドやスタートアップでも手軽に高品質な商品動画を作れる点から、デジタル広告がより手軽に作成可能です。
Higgsfield は 2023年にサンフランシスコで起業したスタートアップで、800万ドル(約 11.8 億円)のシード資金を調達済みです。同社はソーシャルメディア向けの高度な動画エディターや新モデルの開発を計画しています。
Product-to-Video を試したい場合は、公式サイト「 higgsfield.ai 」でアカウントを作成すると、ブラウザ上で画像から動画生成機能を利用できます。無料プランでも 1 日数クレジット分の動画化を体験でき、ユーザー登録はメールアドレスや SNS アカウントで簡単に行えます。Pro 以上の有料プランでは、動画の長さや商用利用などの機能が大きく拡張されます。