Google Meetに、AIを活用して会議のメモを自動で作成する新機能「Take notes for me」の試験運用開始が発表されました。この機能により、ユーザーは会議中にメモを取る手間を省くことができます。
「Take notes for me」は、会議の概要やアクションアイテムを自動的に記録します。会議終了後には、主催者やこの機能を有効にしたユーザーに、会議メモの要約がメールで送信されます。また、遅れて参加したユーザーでも「summary so far」機能を使えば、参加する前の会議の内容を簡単に把握できます。
会議の録音データは、組織のポリシーに従って保存され、主催者のGoogle Driveフォルダに保存されます。この機能を利用するには、Gemini Enterpriseなどの有料ライセンスが必要となります。
管理者は、この機能を使える人を制御することができます。そのため、例えば組織全体に展開する前に、特定のグループでテストすることが可能です。この機能は2024年8月13日から段階的に展開される予定となっています。
これまでに、ZoomやMicrosoftなどの競合も同様の機能を提供していますが、実際に使ってみると、読み取り精度に課題があるとされています。そのため、今回のGoogleの機能がどれほどの精度を発揮するかが注目したいと思います。もし十分な精度が実現すれば、今後、議事録作成作業が不要になる日も近いかもしれません。