Google 、「 Nano Banana 」こと Gemini Flash 2.5 の画像編集機能を正式発表

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Google は 2025 年 8 月 26 日、AI モデル「 Gemini 2.5 Flash Image 」を正式発表しました。このモデルは、約 1 週間前からモデルの優劣を競う LM Arena 上で「 Nano Banana 」という開発コード名で登場し、その画像編集で生成される画像の自然さやプロンプトに忠実に従う精度の高さで注目を浴びていたものです。

最大の特徴は、キャラクターや対象物の特徴を保ったまま高精度な多段階画像編集が可能な点です。例えば、人物の背景を変更したり衣装を変更したりしても、対象の顔や外見が正確に保たれます。従来の AI 画像生成ツールでは編集の度に人物や物体の一貫性が失われがちでしたが、Gemini 2.5 Flash Image はこの課題を克服しています。

技術面では、自然言語による指示だけで複雑な編集操作を実現できます。「背景をぼかす」「人を削除して木を追加する」といった簡単なテキスト指示で、Photoshop のような画像編集ツールの専門知識がなくても高度な編集が可能です。さらに、複数の画像を自然に組み合わせたり、一つの画像の模様や質感を他の画像の物体に転用したりする機能も備えています。

処理速度も大きな強みで、画像生成や編集が 10 ~ 15 秒ほどで完了し、競合の ChatGPT などに比べて優れた処理速度を誇ります。LM Arena の画像編集リーダーボードでは 1362 ELO ポイントを獲得し、競合モデルの Flux.1 Kontext ( 1191 ポイント)を大きく上回ってトップにランクされています。

利用方法は非常に簡単で、Gemini アプリ(ウェブおよびモバイル)、Google AI Studio 、Vertex AI 、Gemini API を通じて利用可能です。無料ユーザーは 1 日 100 回の編集が可能で、Gemini Advanced の有料ユーザーは 1 日 1,000 回まで編集できます。開発者向けには、1 枚の画像生成あたり約 0.039 ドル(約 6 円)で提供されています。