MicrosoftのGitHubは、AIコーディングアシスタント「GitHub Copilot」のモデル選択肢を拡大し、従来のOpenAIのモデルに加えて、Anthropicの「Claude」やGoogleの「Gemini」など、他社の最新モデルも利用できるようにしました。
具体的には、以下の新しいAIモデルがGitHub Copilotに統合されます:
- Anthropicの「Claude 3.5 Sonnet」
- GoogleのGemini 1.5 Pro
- OpenAIの新モデル(GPT-4o、o1-preview、o1-mini)
新機能は段階的に展開され、OpenAIのo1-previewとo1-miniは即時利用可能、Anthropicの Claude 3.5 Sonnetは来週から展開開始、GoogleのGemini 1.5 Proは数週間以内に展開予定とのことです。
また、新しいAIツールとして「GitHub Spark」が発表され、自然言語を使用してマイクロアプリケーションを構築することが可能になります。Copilot自体の機能拡張としては、マルチファイル編集機能、コードレビュー機能、セキュリティ自動修正、コマンドライン統合などが追加されます。
GitHubはMicrosoftの子会社ですが、従来のOpenAIのモデル独占から方向転換し、今回開発者により多くの選択肢を提供することにしました。
GitHubのCopilotは年間約3億ドル(約459億円)の収益を生み出すと予測されており、このマルチモデル戦略によってさらなる成長が期待されています。
OpenAIはMicrosoftからの独立の動きを強めていますが、MicrosoftもOpenAIからの脱却の動きを強めているように見えます。