Microsoft傘下のGitHub は、同社の AI コード補完ツール「GitHub Copilot」の無料プランを発表しました。この発表は、GitHub が 1 億 5000 万人の登録者を達成したことを記念するものでもあります。
GitHub Copilot Free は、GitHub アカウントを持つ全ての開発者に対して、月間 2000 回のコード補完と 50 回のチャットリクエストを無料で提供します。ユーザーは、Anthropic の Claude 3.5 Sonnet または OpenAI の GPT-4o モデルを選択して利用できます。
無料プランでは、コード補完、コードの説明、デバッグ、複数ファイルにわたる編集などの機能が利用可能です。Visual Studio Code(VS Code)内で直接アクセスでき、GitHub アカウントを作成またはログインするだけで始められます。
GitHub Copilotの無料提供は、特に新興国の開発者や学生、研究者にとって、AIを活用したコーディングへのアクセスを拡大する重要な一歩です。GitHubは「10億人の開発者」を目指すビジョンを掲げており、この無料プランはその目標を実現するための戦略の一環といえます。
ただし、無料プランにはいくつかの制限があり、より充実した機能やサポートを利用するには、有料プランへの移行が必要となります。
コーディングをサポートするAIの市場は競争が激化しており、様々なスタートアップが次々と誕生しています。その中で、GitHubは一番有名と言っても過言ではないサービスで市場をリードしていますが、その地位を確固たるものとすべく、一部機能を無料化して広く門戸を広げました。