【資金調達:シリーズD】法律文書AI企業EvenUpが1億3500万ドルの資金調達でユニコーン入り

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サンフランシスコを拠点とする法律文書AI企業EvenUpは、2024年10月8日に1億3500万ドル(約2,000億円)のシリーズD資金調達を完了し、企業価値が10億ドル(約1,480億円)を超えるユニコーン企業の仲間入りを果たしました。

EvenUpは、人身傷害事件を扱う法律事務所向けにAIを活用したプラットフォームを提供しています。主な製品として、事件の重要なポイント毎に洞察を提供する「Claims Intelligence Platform™」、機械学習を活用したAIモデル「Piai」、要求書作成支援ツール「Demands」などがあります。

現在、EvenUpのプラットフォームは1000以上の人身傷害法律事務所で利用されており、これまでに15億ドル(約2,220億円)以上の損害賠償金の獲得を支援し、2億ドル(約296億円)以上の欠落文書を特定するなど、大きな成果を上げています。

今回の資金調達に合わせて、EvenUpは新製品も発表しました。「Case Preparation」は事件管理者の意思決定を支援し、足りない文書を早期に特定します。「Negotiation Preparation」は事件の強みと弱みを分析します。「Case Companion」は法律文書の詳細について会話できるチャットボットです。「Settlement Repository」は和解に関する分析ツールです。

EvenUpは今回の資金を活用して、新製品の開発と既存製品の改善、人材への投資と世界展開に向けたリーダーシップチームの拡大にも取り組む予定です。