ElevenLabs、カスタマイズ可能な会話型AIエージェントの新機能をリリース

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AI音声合成技術で知られるElevenLabsが、2024年11月19日に開発者向けプラットフォームにて、カスタマイズ可能な会話型AIエージェントの新機能をリリースしました。

この新機能では、ユーザーは様々な要素をカスタマイズすることができます。声のトーン、応答の長さ、言語設定など、テンプレートを使用するか、ゼロから構築することが可能です。また、裏で稼働する大規模言語モデル(LLM)をGemini、GPT、Claudeなどから選択し、ファイル、URL、テキストブロックなどの知識ベースを追加することで、エージェントの能力を強化できます。

開発者向けには、Python、JavaScript、React、Swiftに対応したSDKが提供されており、APIを通じてより詳細なカスタマイズが可能となっています。企業は、このプラットフォームを使い、例えば顧客との対話中に名前やメールアドレスなどの情報を収集したり、対話の成功度を評価する、などができるようになるため、ビジネスでの応用範囲が広がります。

ElevenLabsは、この分野では、OpenAIのリアルタイム会話APIと競合することになりますが、裏で動くモデルの切り替えができることや、得意とする音声部分に特化して、そこを豊富にカスタマイズできる機能で競争優位性を確保しようとしています。