Cognition Labs、世界初の完全自律型AIソフトウェアエンジニア「Devin」を一般公開

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Cognition Labsが開発した世界初の完全自律型AIソフトウェアエンジニア「Devin」が、初回発表から8ヶ月を経てようやく一般公開されました。Devinは、ソフトウェア開発の全工程をサポートすることを目的としており、コードの生成、デバッグ、バグ修正、プルリクエストの自動作成、さらにはコードのデプロイまでを行うことができます。

一般公開されたDevinは、エンジニアリングチーム向けに月額500ドル(約42,400円)の基本プランで提供されています。このプランには、シート数の制限なし、Slackインテグレーション、IDE拡張機能、API利用権、オンボーディングセッション、Cognitionエンジニアリングチームによるサポートが含まれます。Devinは、app.devin.aiから直接アクセス可能で、Microsoft Azureマーケットプレイスからも利用可能です。

Devinは、SWE-benchコーディングベンチマークで13.86%の問題を完全に解決し、従来の最高性能1.96%を大きく上回る結果を示して話題を呼びました。

Cognition Labsは、Peter ThielのFounders Fundや元Twitter幹部のElad Gil、Doordashの共同創業者Tony Xuなど、著名な投資家から支援を受けており、これまでに2100万ドルの資金調達を完了しています。

発表当初は相当な衝撃を持って受け止められましたが、そこから8ヶ月の間に、多くの類似のコーディングサポートを行うスタートアップが登場し、この分野は、競争の激しい分野となりました。そうした状況の中、Devinが果たして当初の衝撃を維持しつつこの分野のリーダーとしてトップを走ることができるのか、注目です。