Anthropic は 2026 年 2 月 5 日に Claude Opus 4.6 を発表し、2 日後の 2 月 7 日には高速版となる「Fast Mode」をリサーチプレビュー機能として追加しました。この新モードは標準モードと比べて最大 2.5 倍の出力トークン生成速度を実現する一方、利用料金は標準版の 6 倍という強気な価格設定となっています。
具体的な料金は、200K トークン以下の場合で100万トークンあたり、入力が $30(約 4,500 円)、出力が $150(約 22,500 円)です。標準 Opus 4.6 の入力 $5(約 750 円)、出力 $25(約 3,750 円)と比較すると大幅な値上げとなります。ただし、2026 年 2 月 16 日午後 11 時 59 分(太平洋時間)までは 50% 割引が適用され、実質 3 倍の価格で利用可能です。
技術的には、Fast Mode は標準版と同じモデルウェイトを使用しており、API の推論設定だけを高速化に最適化しています。そのため、モデルの知性レベルや応答品質は標準モードと変わりません。Claude Code CLI や VS Code 拡張機能では「/fast」コマンドで簡単に切り替えでき、有効時には稲妻アイコンが表示されます。
開発者コミュニティでは賛否が分かれています。高額な料金設定には批判の声も上がっていますが、企業ユーザーからは生産性向上の価値を評価する意見も見られます。Anthropic のエンジニア、アレックス・アルバート氏は「過去 1 年で最大の生産性向上」と高く評価しています。
Fast Mode は対話型の開発作業や素早い反復作業、リアルタイムデバッグに適しており、自律的な長時間タスクやバッチ処理には標準モードが推奨されます。Fast Modeは現在 Anthropic Console API や Claude サブスクリプションプラン、Cursor、GitHub Copilot、Figma などのサードパーティツール上でで利用可能ですが、Amazon Bedrock、Google Vertex AI、Microsoft Azure Foundry では対応していません。
