Anthropic が「 Claude Code 」をウェブブラウザで利用可能に

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Anthropic は 2025 年 10 月 20 日、 AI アシスタント「 Claude 」のコーディング機能「 Claude Code 」をウェブブラウザ上で利用可能にする「 Claude Code on the web 」を発表しました。これまでターミナルでしか使えなかったエージェント型のコーディング AI が、ブラウザや iOS アプリから直接利用できるようになります。

Claude Code on the web は、複数のコーディングタスクを同時並行で実行できるクラウド型の開発支援ツールです。セキュリティが確保された隔離環境で動作し、 GitHub リポジトリと連携することで、コードの実装からテスト、プルリクエストの作成まで自動化できます。バグ修正やルーチン作業、テスト駆動開発による検証などへの活用が見込まれています。

利用できるのは、 Pro プラン(月額 20 ドル(約 3000 円))および Max プラン(月額 100 〜 200 ドル(約 1.5 万〜 3 万円))の有料ユーザーです。将来的には Team プランや無料ユーザーへの展開も予定されています。

Claude Code は急速に成長しており、 5 月からユーザー数が 10 倍に増加し、年間売上ベースで約 5 億ドル(約 750 億円)を生み出しています。 Anthropic のプロダクトマネージャー Cat Wu 氏によると、同社の製品開発の約 90% が Claude によって自動生成されたコードで構成されているとのことです。

AI が自律的にコードを書くエージェント型開発が進む中、開発者の役割もコードを書くことから、 AI エージェントを管理し結果をレビューすることへとシフトしつつあります。 GitHub Copilot をはじめ、 OpenAI や Google 、 Cursor なども同様のウェブ対応を進めていますが、 Claude Code on the web は、この新しい開発の流れをさらに加速させていくことになりそうです。